「ラグビー日本代表ジャージ」デザイン解説!サッカーのユニとはだいぶ違うぞ

いよいよ開幕するラグビーワールドカップ2019。前回大会で強豪南アフリカ代表を破った日本代表は、初のベスト8入りに期待がかかる。

W杯の自国開催というせっかくの機会なので、サッカーユニフォームマニア的な視点からラグビー日本代表のジャージ(ラグビーではユニフォームより“ジャージ”が一般的)を見てみたい。

Japan Rugby Team 2019 Canterbury Home

ラグビー日本代表のジャージ(ユニフォーム)といえば、赤と白の水平ストライプがお馴染み。これは純粋に日の丸カラーを表す。だがその理由は少々意外で、当初は単色を希望したものの他国に使われていため、やむを得ず日の丸カラーのストライプを採用したという。

エンブレムには日本らしく桜を描くが、これには「負ける時は桜のように美しく散る」という思いを込めている。日本人のメンタリティにマッチした格好良いエンブレムで、サッカーファンとしてはちょっと羨ましい。

じつはラグビー代表のジャージは、画像のように胸スポンサーロゴの掲出が許可されている。この点がサッカー代表ユニフォームとの最大の違いだ。なおW杯ではスポンサーロゴは入らない。

また、ラグビー選手といえば圧倒的な体の大きさ!そんな元ラガーマン向けなのか、レプリカジャージは4L、5Lといったビッグサイズも販売されているぞ。

Japan Rugby Team 2019 Canterbury Alternate

2019年モデルのアウェイジャージはダークブルーを基調としたデザイン。サッカー日本代表のホームキットと同系色だ。

デザインコンセプトはホーム、アウェイともに「兜」の前立てをモチーフにし、日本の“武士道の精神”を表現している。SAMURAI BLUEがロシアW杯で着用した“刺し子柄”のように、日本古来のものがテーマ。やはり大一番の戦(いくさ)ともなると「和」を意識するのか。この点はサッカーとの共通性を見出せる。

ホーム、アウェイ両ジャージとも細かな模様が特徴。これは和柄の吉祥文様をあしらっている。また、背面のボーダーの形状は富士山をかたどっている。そういえばサッカー日本代表も2002年の自国開催W杯では、富士山をイメージしたユニフォームを着用して初のベスト16入りを果たした。

本日9月20日(金)に開幕するワールドカップ。

開催国の日本は開幕戦でロシアと対戦。その後も決勝トーナメント進出を目指し、プールA(※ラグビーは“グループ”ではなく“プール”)で同組となったアイルランド、サモア、スコットランドとそれぞれ戦う。

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