ショールーム整備 三菱ふそうバス製造

ショールーム(右)を併設した検収棟の完成イメージ図

■20年完成 検収棟に併設

 三菱ふそうバス製造(富山市婦中町道場、馬場高史社長)は、生産工場がある本社敷地内にショールームを初めて整備する。来年6月に完成する検収棟に併設し、バス2台を常設展示する。取引先との商談に活用するほか、通りを行き交う人に実車を見てもらうことで会社の知名度向上を図る。投資額は6億円。

 検収棟は完成した車両の引き渡しを行う施設。バス購入者が立ち会い、注文通りに仕上がっているかを最終確認する。新設の検収棟は鉄骨2階建てで延べ床面積2260平方メートル。ショールーム部分はガラス張りで、一般道から展示車両が見えやすいようになっている。

 2階には会議室のほか、立山連峰を見渡せる展望スペースを設ける。県外から訪れた取引先に富山の魅力をPRする。

 20日は現地で地鎮祭があり、関係者20人が工事の安全を祈願した。馬場社長は「来年は創業70周年の記念の年。新しい時代の第一歩を踏み出す施設にしたい」と述べた。

 ショールームへの立ち入りは取引先向けで一般開放しない方針だが、工場見学に訪れる小学校などの団体は受け入れる。

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