旭川地方気象台は21日午前、北海道の大雪山系・旭岳で初冠雪を観測したと発表した。平年より4日早く、昨年より1日遅い観測となった。気象庁が観測する山では、昨日国内で最も早く初冠雪を観測した利尻山(稚内地方気象台)に続き、2番目となっている。
おととい19日には北海道の上空1500メートル付近に0℃くらいの寒気が流れ込んでおり、旭岳山頂付近でも雪が降ったとみられ、晴れたきょうのタイミングで市内から観測された。
秋も深まる北海道内だが、22日(月)から23日(火)にかけては、台風17号から変わった温帯低気圧が勢力を保ちながら近づくおそれがあるため、大雨や暴風になるおそれがある。今後の動向に注意したい。
(気象予報士・長谷部愛)