壮観 祭礼図屏風 くんち三八五年展 10月20日まで 例年より展示品充実 長崎歴文博

長崎くんちの歴史を伝える「くんち三八五年展」=長崎歴史文化博物館

 長崎くんちの歴史を古写真などで伝える特別企画展「くんち三八五年展」が21日、長崎市立山1丁目の長崎歴史文化博物館で始まる。開幕を前に20日、報道機関など向けの内覧会と開会式が同館であった。10月20日まで。
 今年は「収蔵品展 学芸員のイチ推し!」と同時開催ということもあり、例年「くんち展」の会場として使用している2階特集展示室の約4倍の広さがある3階企画展示室第4室で開く。
 今年の踊町(今博多町、魚の町、玉園町、江戸町、籠町)に関する明治、大正、昭和時代の長崎くんちの写真や絵はがき、寛政ごろ(1789~1800年)のお下りの様子を描いたとされる六曲一双の「長崎諏訪神社祭礼図屛風(びょうぶ)」など、同館の収蔵品を中心に約70点を展示する。
 担当者は「今年は例年よりも多く展示する。385年という節目の年で、令和初の長崎くんちと一緒に楽しんでもらいたい」と来館を呼び掛けている。
 観覧料は「収蔵品展 学芸員のイチ推し!」と常設展込みで一般千円(高校生以下は無料)。

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