モリーナが逆転打 カージナルスがカブスとの接戦を制す

【カージナルス2-1カブス】@リグリー・フィールド

ナ・リーグ中部地区首位のカージナルスがカブスとの接戦を制し、4年ぶりの地区優勝に向けてのマジックナンバーを「6」とした。カブス先発のアレック・ミルズの前に5回途中まで2安打に封じられるなど、四死球で毎回のように走者を出しながらも「あと一本」が出なかったカージナルス打線だったが、1点ビハインドの6回表に3つの四球で無死満塁の大チャンスを迎え、ヤディアー・モリーナがセンターへの2点タイムリーを放って逆転に成功。その後、追加点を奪うことはできなかったが、6投手による継投で1点のリードを守り抜いた。カージナルス2番手のライアン・ヘルスリーが今季2勝目(0敗)、6番手のカルロス・マルティネスが今季22セーブ目をマーク。一方のカブスは、3番手のデービッド・フェルプスが今季初黒星(2勝)を喫し、痛恨の4連敗となった。

先発のマイケル・ワカが2回裏先頭のカイル・シュワーバーに二塁打を浴び、一死三塁となって二塁トミー・エドマンのタイムリーエラーでカブスに先制を許したカージナルスは、3回表一死二・三塁のチャンスで無得点に終わるなど、なかなか得点を奪えない状況が続いた。6回表にモリーナのタイムリーで逆転したものの、その後の無死一・二塁のチャンスでは追加点を奪えず、8回表一死満塁でも無得点。しかし、逆転に成功したあとは、3番手のタイラー・ウェブから6番手のマルティネスまで、4人のリリーバーが粘りのピッチングでカブス打線の反撃を封じ、1点のリードを守り抜いた。逆転打を放ったモリーナは「俺たちは今、良い野球をすることができている」とチームの状態に手応えを感じている様子。「俺たちは試合に勝つことができている。今はそれが一番大切だよ」と語る名捕手が率いるチームは、4年ぶりの地区優勝に向けて着実に歩みを進めている。

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