首都圏を直撃した台風15号の暴風雨により、相模湾沿いの5市町の海岸に、約185トンのごみが漂着したと見込まれることが、かながわ海岸美化財団(茅ケ崎市汐見台)の調査で分かった。
同財団によると、台風通過後の9日から、相模湾沿いの海岸を調査。その結果、鎌倉、藤沢、茅ケ崎、逗子、葉山の5市町でごみが多く打ち上げられており、その量は約185トンと見込まれるという。
約9割が流木や木くずなどで、残りはペットボトルやポリ袋など世界的な課題となっているプラスチックごみ、金属ごみなどだった。
材木座海岸(鎌倉市)でも18日午後、多くのごみが見られ、根も付いた長さ3メートルほどの樹木もあった。漂着ごみは今後、各自治体のごみ処理施設で処分されるという。
同財団は「大木があることから、山間部から川を通って海に流れ着いたごみもあると考えられる」と説明。「週末にまた西日本に台風が接近するとの予報があり、今後も漂着する可能性がある」としている。