16アルデバランBFS【インプレ】ベイトフィネス特化型リールの実力を語ります! ベイトフィネスを語る上では外せない『アルデバランBFS』。そんなベイトフィネス特化型ベイトリールについてインプレしていきます。ベイトフィネスをマスターすることで更に釣果は伸ばせます!買い替えを検討している人も、新しくベイトフィネスを始めたい人にも、このリールはおすすめですよ。

16 アルデバランBFS XG

こんにちは。TSURI HACKライターむっちんです!

今回はバスフィッシングにおける、ベイトフィネス“完全特化型”ベイトリール『アルデバランBFS』について語っていきましょう。

アルデバランBFSを購入した経緯

「ベイトフィネスなんか絶対いらない」

そんな風に決めつけていました。(俺の腕ならスピニングタックルでもイケると笑)

しかし、ある時、カバ―付近で良型のバスを掛けたときに、あっけなくカバーに潜られラインブレイク……(泣)

この瞬間、「やっぱベイトフィネス欲しいな」とタックル導入を決意。専用機として注目されていいたアルデバランBFSを購入したというわけです。

アルデバランBFSを使い込んでみたインプレ

そんな経緯で購入した、アルデバランBFS。発売以来じっくりと使い込んだ、むっちん的インプレを語りたいと思います!

軽量ルアーの初速の立ち上がりの良さ◎

「径32㎜・重量7.2g」のスプールにより、立ち上がりが良く投げていて気持ちいい。軽いルアーが低弾道で飛んでいきます。

初速の立ち上がりの良さは申し分ないでしょう。そして搭載されているマグネットブレーキが、キャストの安定性をサポートしてくれます。

手返しの良さがGOOD◎

軽量なボディ(重量130g)により、疲れ知らず。キャストが増えるので、魚に出会える確率も必然的に上がるというわけです。

(この点は、アルデバランBFSに限らずベイトフィネス全般に言えることかもしれませんが)

ギアはXGを使用することで、より素早くルアーを回収可能。リズム感が生まることで、より釣果に良い影響をもたらしてくれます。

>>Next Page:アルデバランの気になるところ&タックルセッティング

アルデバランBFSの気になるところ

マグネットブレーキの取り外しがやや面倒

アルデバランBFSは、マグネットブレーキを取り外して調整できます。

しかし、これが取り外しにくい上に、マグネット自体も小さいという。釣り場での調整はおすすめしません。失くしたら凹みますからね。

マグネットは3個取付けておいて、後は外部ダイヤルで調整してます。

全体的に華奢な印象

130gとかなり軽量な仕上がりで扱いやすいのですが、ちょっぴり華奢な印象をうけます。

ボディだけでなくスプール自体も肉抜きされ、徹底的に軽量化が図られています。そのため道具としてラフに扱いたい人には向いていないかもしれませんね。

とはいえ、丁寧に扱っているのもあると思いますが、今のところコレといった不具合はありません。

よくもわるくも、ベイトフィネス専用機

問答無用にベイトフィネス用です。「ベイトフィネスに使わなければ何用で使うの?」と思わせるぐらいこのリールはベイトフィネスに特化しています。

「タックル一本でなんでもこなしたい」という人には、購入をおすすめできません。

同じくシマノのリールでバーサタイル性を求めるなら、メタニウムMGLやバンタムあたりが適任かと思います。

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実例)アルデバランBFS・3つの活用術

これまで数多くのバスを手にしてきた、アルデバランBFSのセッティング例を紹介します。

Standard(基本となるセッティング)

ロッド:Lクラス
ライン:8 lb

アルデバランBFSの中心となるセッティングで、糸巻量は30m前後がベスト。(それ以上巻くとスプールの重さが増して、キャスト時の立ち上がりが若干低下するような気がします)

スピニングでは多少不安なカバー周りで、主に3g前後のライトリグ全般に多用します。小型の4~6g程の重さシャッドや小型クランクの巻物にもおすすめです。

Middle(安心感を少し強めたセッテイング)

ロッド:MLクラス
ライン:10 lb

上記よりも強めにアプローチをしたい時にセレクトします。

4~6gほどの重さのシャッド、小型クランク等の巻物でハードボトムやゴロタ等に絡める場合にこの組み合わせの良さが生きてきます。

Heavy(強ベイトフィネスセッテイング)

ロッド:Mクラス
ライン:12 lb

ベイトフィネスの領域で、最もパワーを強めたセッティング。基本は足元のカバーをねらうため、糸巻量は15~20mほどで十分でしょう。

このセッティングは最も安心感が高く、余程のヘビーカバーでない限り、魚をスムーズにキャッチできます。

使用するリグは3.5g前後のリグ。通常のベイトフィネスでは不安を感じるようなシチュエーションでぜひ使ってみてください。

アルデバランBFSを強い味方に

ベイトフィネスをやる上で、アルデバランBFSは必ずやあなたの強い味方になってくれることでしょう。

ハイプレッシャー化が進むに連れ、バスが賢くなってきている近年のフィールド。だからこそ口を使わせやすいライトリグをカバーへ送りこむことが、釣果を伸ばすコツです。

なによりベイトフィネスはスピニングより太いラインを巻けるので、カバーでも安心してやり取りできます。

ぜひ、アルデバランBFSで、カバーに潜む狡猾なビッグバスを狙ってみてはいかがでしょうか?

撮影・文:むっちん

この記事を書いた人

むっちん
九州熊本県在住。毎日ウキウキしながらフィールドへ足を運びバス釣りしています。フィールドへ足を運ぶからこそ、感じること・学べることがあると思っています。

僕なりにバスフィッシングの楽しさ、魅力、素晴らしさをお伝えできればと思っています。モットーは『明日はもっと釣れる』。

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