大相撲秋場所14日目は21日、東京・両国国技館であり、西前頭2枚目の朝乃山(25)=富山市呉羽町出身、高砂部屋=は同3枚目の友風(尾車部屋)を上手投げで破り、10勝4敗とした。優勝した夏場所以来、2場所ぶりに白星を2桁に乗せた。22日の千秋楽は3敗同士の対戦が組まれたため、2度目の優勝の可能性はなくなった。
朝乃山は、押しにはたきを交えた友風の攻めをこらえ、右四つに持ち込むと、投げを打ちつつしっかりと体を預けた。「自信を持って(相撲を)取れた。最後はがむしゃらだった」と話した。
千秋楽は西前頭10枚目の明生(立浪部屋)と対戦する。