さばいて命を実感 プレーゴで親子がフクラギ調理

フクラギを三枚に下ろす参加者

 親子で魚のさばき方を学ぶ「さばける塾」が22日、富山市黒崎の日本海ガスショールームプレーゴで開かれ、県内の10組19人がフクラギの調理に取り組んだ。

 富山魚商業協同組合の中谷賢二理事が講師を務めた。参加者は協力しながら包丁でフクラギを三枚に下ろし、海鮮丼用の刺し身に切りそろえた。骨や頭部を使ってみそ汁も作り、調理後に味わった。

 父と参加した富山市大沢野小学校3年の境創士君は「ちょっと怖かった。今度は自分が釣った魚を家でさばいてみたい」と話していた。

 さばける塾は命の大切さと自然の恩恵を感じてもらい、魚食振興や海洋環境保全の意識喚起を図ろうと毎年全国で開かれている。日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環で、同プロジェクトは県や富山テレビ、北日本新聞社などでつくる実行委員会主催。

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