野菜や果物による造形で話題の人物や出来事を表現する「福岡町つくりもんまつり」が23日、高岡市福岡地域中心部で始まった。同地域で300年にわたって続く奇祭で、今年は地元住民らが制作した35点が並び、来場者を楽しませている。24日まで。
会場には、ナスで大銀杏(おおいちょう)を作った朝乃山関や、カボチャの丸みを生かして仕上げた「ドラえもん」など人気者がそろった。親子連れが作品と一緒に写真を撮って笑みを浮かべた。
カメラ館前通り特設舞台で行われたオープニングセレモニーで、上田久之同まつり実行委員長、石澤義文福岡町観光協会長、駒澤北日本新聞社長があいさつ。高橋正樹市長らが祝辞を述べた。
24日は、フラダンスやバンド演奏などのステージがある。夜には「越中菅笠(すげがさ)音頭」と「福岡つくりもん囃子(ばやし)」の民謡舞踊の町流しが行われる。
同まつりは高岡市や福岡町観光協会などでつくる実行委員会主催、北日本新聞社共催。