CD『男男男子』より
4人組ロックバンド「アラウンドザ天竺」が、予定していたライブを中止に追い込まれる事態となりました。その背景に何者かによる脅迫行為があったことをTwitterで明かし話題となっています。
アラウンドザ天竺主催による24時間のライブ「24 Hour Live 天」が、9月22日から23日にかけて開催を予定されていました。しかし、21日に急遽24時間ライブを中止にすると発表し、その背景には何者かによる脅迫行為があったとその詳細をTwitterで明かしています。
20日夜、24時間ライブで暴れるとツイートしている人物がいると報告を受けたという、アラウンドザ天竺ボーカルのロンドンタナカ氏。
問題の人物のツイートは、かなりの脅威を感じるものだったようでした。それを見て『すぐに秋葉原の事件や京都アニメーションの事件を思い出しました』というタナカ氏は、警察へ通報しバンドメンバーや関係者にも現状を報告。
こうした事態をメンバーと共に話し合い『脅迫を知っているのに黙って開催するわけにはいかない』『ファンの誰かが襲われるかもしれないの「かも」が1%でもあるなら、もう中止しかない』と、ライブを中止することを決定しました。
そして翌日の21日、タナカ氏は警察署に赴き状況や証拠等を提出。その際、警察の方からもライブについてハッキリと「中止にしてください」といった言葉があったようです。その上で、問題の人物を刺激しないよう「諸事情」としてライブを中止とするツイートがされるに至ったようでした。
しかし、その中止の告知からわずか2時間後、警察から連絡があり、
「本人に会えまして、認めているので連行します」
と問題の人物は警察に確保されます。
タナカ氏は『え…ライブできるじゃん』といった想いが頭をよぎったそうですが、ライブの中止を知って交通手段や宿をキャンセルしたファンもいたとの事で、『みんなが見られないならやめようとおもいました』と、脅威は取り除かれたもののライブは行わない意向を示していました。
そして、『みんなが楽しみにしていた24時間ライブを中止にしてしまい本当にごめんね。必ずリベンジします』と締めくくっています。
こうした一連のトラブルの詳細についてファンからは、
「こういうのが正しい判断行動なんだろうなあ」
「中止が告知されてからずっと気になってました。ファンを守ってくださり、本当にありがとうございます。アンチと言っていいのかわかりませんが、それだけアラ天が人気出てきたのかなぁとも思いますが、今後またそういう人が出てこないことを願っております」
「全て理解しました。主催者として中止は悔しく辛い決断だったでしょうが、間違いなく正しい判断だと思います。問題発覚から解決まで大変だったでしょう…ゆっくり休んでください。お疲れ様でした」
と、アラウンドザ天竺の判断と行動を称賛する声が寄せられています。
こうした判断を素早く下せたのは、何よりもファンを守りたいといった想いがあったからなのでしょう。そんなアラウンドザ天竺のリベンジライブが無事成功することを願っています。(文◎絹田たぬき)