延岡突風は竜巻 気象庁断定

 台風17号の接近に伴い、延岡市中心部の広範囲で建物が損壊するなどの被害が発生した突風災害で、気象庁は23日、被害状況や目撃証言などから突風を竜巻と断定した。風速は50メートルと推定され、規模は突風の強さを示す日本版改良藤田スケールで6段階のうち下から2番目の「JEF1」に相当する。県危機管理局によると、竜巻で被災した建物は一部損壊が483棟、負傷者は18人だった。同市で竜巻が観測されたのは2006年9月以来13年ぶり。

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