ずらり200体、会場にぎわう 高岡、中田かかし祭最終日

ユニークなかかしが並び、来場者でにぎわう会場

 高岡市中田地区の「第36回中田かかし祭」は最終日の23日もユニークなかかしを一目見ようと訪れた来場者でにぎわった。

 会場となった市中田コミュニティセンター周辺や中田中央公園には、話題の人物や世相を表したかかし約200体が並んだ。米バスケットボールNBAの八村塁選手(富山市出身)や朝乃山関(同)、NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」のチコちゃんをモチーフにした作品が人気を集めた。

 高岡市下麻生から家族と来場した盤若真吏ちゃん(6)は「チコちゃんはかかしも頭が大きくてすぐ分かった。かわいかった」と笑顔を見せた。

 かかしコンクールの表彰式や中田中学校による吹奏楽演奏などのステージイベントもあり会場を盛り上げた。

 強風の影響で一部のステージ発表をコミュニティセンター内の多目的ホールで行い、かかしの撤収は予定より約2時間早く始めた。

 祭りは中田地区の活性化を目的に、1983年から毎年開かれている。自治会などでつくる実行委員会主催、北日本新聞社共催。

© 株式会社北日本新聞社