高岡市福岡地域で23日開幕した「福岡町つくりもんまつり」は、野菜や草花を使って世相を表した作品が大勢の来場客を楽しませた。
旭町自治会2班は「動物オリンピック」をテーマに、ふぞろいな形の野菜を使い分け、ゾウやパンダなどの動物を表現した。近くに住む吹留麗香さん(39)は「色や形の良い野菜を選んであり、作り手のこだわりを感じる」と話し、息子の拓実ちゃん(5)は「ゾウの顔がかわいい」とにっこり笑った。
福岡町前句連合会は「めざせ横綱」がテーマ。地元特産のスゲを使って朝乃山関の初優勝を祝った。富山市の石瀬章浩さん(38)は「朝乃山関のつくりもん作品の中で、最も作りが丁寧で顔立ちもきれいだった」と絶賛した。
今年は、最も楽しそうな写真をインスタグラムに投稿すると、豪華景品が当たるキャンペーンも実施。来場者はつくりもん作品と一緒に写真を撮りながら会場内を巡っていた。
(西部本社・平瀬志保)