「燃え上がれ」 アジカンが国内最大ロックフェスでトリ 来年結成20周年

 国内最大の年越しロックフェスティバル「COUNTDOWN JAPAN 15/16」が28日、千葉・幕張メッセで始まった。イベントは大みそかまで行われ、スキマスイッチ、back numberなどのべ180組が登場。31日に出演するBUMP OF CHICKENは、同イベントから、NHK紅白歌合戦に初出場する。

 初日は、ゴールデンボンバー、きゃりーぱみゅぱみゅなど豪華な面々が、会場に集まった3万5202人を盛り上げた。熱狂の一日を締めくくったのは、関東学院大学(横浜市金沢区)在学中に結成し、来年結成20年を迎える4人組、ASIAN KUNG−FU GENERATION。ボーカル・ギターの後藤正文(39)が、〈燃え上がっていいんだぜ〉と歌った「Easter / 復活祭」で、火がついた会場。熱を確かめるように、後藤はスタンドからマイクを外し、ステージ前方から挑発するようにフロアをぐいとのぞき込んだ。

 ヒット曲「ソラニン」、「君の街まで」などを披露した後、「みんなどんな1年だった?」と呼びかけたMCでは、「そんなこと一言じゃ言えないか。オレもそうだよ。いろいろあった。でも最後4日間、騒いで終われるのは最高だと思うよ。うそ偽りなく」と笑顔で会場を見渡した。

 「来年、バンドを始めて20年です。生まれて初めて組んだバンドなんでね。来年もオレたち目いっぱいどっかで音を鳴らすから、また会いましょう」と高く手を挙げると、会場から大きな拍手が送られた。

 COUNTDOWN JAPANは2003年に始まり、今年で13年目を迎えた。昨年は過去最高の18万人を動員し、今年はその記録にせまる集客を見込んでいる。

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