立川志らくが帯番組MC。「スルーされるより話題になっている方がいい。アンチは活力」

TBS系で9月30日スタートの新情報番組「グッとラック!」(月~金曜午前8:00)のMCを務める落語家の立川志らくが、「自然体でやろうと思っています。自分の生活の一つになれば、朝早くてもそんなに大変じゃないと思う。立川流は寄席に出られないので、TBSが寄席だと思っていますから」と、初の帯番組MCへの意気込みを明かした。

同番組は、志らくと共に同局の国山ハセンアナウンサーがMCを担当。志らくは「コメンテーターの拡大版だと思っている。いっぱいコメントをするMC。『新・情報7DAYS ニュースキャスター』(同系)のビートたけしさん、『ワイドナショー』(フジテレビ系)の松本人志さんと同じポジションだと思います。志らくが全体を見渡して、忖度(そんたく)するようになったら面白さがなくなっちゃうのではと余計な心配をする人がいるが、しゃべり倒して、何だったらゲストの口を押えてでもしゃべりたい」と舌鋒鋭いコメントを封印するつもりはないことをアピール。

ネットニュースやSNSなどでたびたび炎上した発言が取り上げられることも多いが、「『朝からこんなヤツの顔を見たくない』という声もあるようですが、悪く言われるのはうれしくないけど、スルーされるより話題になっている方がいい。これだけざわつくのは、ちゃんと爪痕を残せているからだと思う。違うという声があるのも当然。すべての人が嫌だというのなら消えますけどね。アンチは活力です」とどこ吹く風。「芸人は知られてなんぼの世界なので、うれしいですよ。常に視聴者の頭に残るワードを探していますし、そのワードが、インパクトがあるからニュースになるのでは」と自信をのぞかせた。

また、かつてはテレビに出演することを避けていたことを明かし、「師匠の談志が『俺のDNAを一番色濃く継いでいるのは志らくだ』とまで言ってくれた。でも、師匠は『なんで志らくはテレビに出ねえんだ』と愚痴をこぼしていたと後々聞いて、親孝行しているつもりだったけど、ものすごく親不孝だったんだと。私がテレビに出ていたら、師匠はどれだけ鼻高々でいられたかと、亡くなった後に気付いた。それで方向を転換してテレビに出ようと思った」と告白。「それが帯番組のMCまで務めるようになったんですよ。なんて親孝行なんだろう。師匠が生きていたら一番喜ぶと思います。毎朝起きて、『グッとラック!』を見ると思います」と語った。

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