バロンドール最終候補に「残ってしまった」不可解な12名

シーズンで最も優秀だった選手に贈られる名誉な称号「バロンドール」。長年クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシが独占したが、昨年はルカ・モドリッチがついにその牙城を崩した。

そして今年は12月に表彰式が行われる予定となっており、誰が頂点に立つのか注目されている。

『Planet Football』はそれを前に、これまでの歴史で「バロンドールの最終候補に残ったことが信じられない選手たち」という特集を掲載した。

ジェイミー・ヴァーディ

ノミネート:2016年

結果:8位

レスター・シティで圧倒的なスピードを持つエースストライカーとして活躍し、驚きのプレミアリーグ優勝を果たしたヴァーディ。なんとこの年はマフレズが7位、彼が8位となっていた。チャンピオンズリーグや代表などでの実績はそれほどないにもかかわらずだ。

マリオ・バロテッリ

ノミネート:2012年

結果:23位

誰もが彼の才能を認めているが、誰もが彼に一貫性があるとは思っていないバロテッリ。EURO2012ではドイツ相手に素晴らしいゴールを決め、素晴らしい仁王立ちパフォーマンスを見せ、バロンドール投票で23位になった。

ナニ

ノミネート:2011年

結果:22位

マンチェスター・ユナイテッドでピークを迎えていたナニ、バロンドールの最終候補に選ばれた2011年には0.22%という途方もない得票率を記録した。

アサモア・ギャン

ノミネート:2010年

結果:18位

2010年のワールドカップでガーナ代表のエースとして活躍。トレードマークである3番を髪型に刻み込みプレーした。ウルグアイ戦ではルイス・スアレスの意図的なハンドで得たPKを外してしまい、準々決勝敗退の原因になってしまったが…。2010年のバロンドールでは得票率0.46を記録した。

エマニュエル・アデバヨール

ノミネート:2008年

結果:12位

2007-08シーズンにアーセナルで活躍したアデバヨール。全公式戦で30ゴールを決めて、このシーズンでかなり評価は高まっていた。ただその次の年にはアーセナルのサポーターに向けて膝滑りパフォーマンスをし、椅子を投げつけられているが。

フレデリック・カヌーテ

ノミネート:2007年

結果:11位

セビージャでプレーしていた長身FWカヌーテ。UEFAカップの優勝に大きく貢献し、アフリカ年間最優秀選手に選ばれた。なんとロナウジーニョやジェラードを抑えて11位にランクインしている。

イェンス・レーマン

ノミネート:2006年

結果:10位

2005-06シーズンにチャンピオンズリーグで853分間無失点という記録を樹立したレーマン。カーンを抑えてドイツ代表でもレギュラーを獲得した。しかし決勝戦では18分で退場しているので…。

ルイス・ガルシア

ノミネート:2005年

結果:23位

チャンピオンズリーグで奇跡の優勝を果たしたリヴァプールから3人がランクインした。ジェラード、キャラガー、そしてこのルイス・ガルシア。怪我も多かった彼はこれをピークになかなか活躍できなくなっていった。

ミラン・バロシュ

ノミネート:2004年

結果:12位

EUROの優勝でギリシャ旋風が巻き起こった2004年。ザゴラキスやハリステアス、デラスなどがノミネートされた。しかしその一方、リヴァプールに所属していたチェコ代表FWバロシュが意外にも12位と非常に健闘していた。

ハテム・トラベルシ

ノミネート:2003年

結果:27位

アヤックスで活躍していた右サイドバックのトラベルシ。大きな注目を集めており、アーセナルへのトライアルも経験した。その後2006年にマンチェスター・シティに移籍するが若きマイカー・リチャーズにポジションを奪われ、その2年後に30歳で引退している。

パパ・ブパ・ディオップ

ノミネート:2002年

結果:21位

2002年W杯の開幕戦でフランスを破るというサプライズを起こしたセネガル代表。その唯一の得点を決めた…だけのインパクトだったディオップが21位にランクインしている。

ニコス・マフラス

ノミネート:1998年

結果:28位

名だたるスター選手が名を連ねた1998年のバロンドール候補。その中にあまり知られていないマフラスというストライカーが入っていた。フィテッセで32試合34ゴールを決める活躍で欧州ゴールデンブーツを獲得したが、その後これほどのインパクトは残せず…。

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