日本橋に初の路面店 能作 新ブランドを発信

新ブランド「かんばせ」の花器と盆のセットが並ぶ店内=コレド室町テラス

 鋳物メーカーの能作(高岡市オフィスパーク、能作克治社長)は、27日に東京・日本橋でオープンする商業施設「コレド室町テラス」に初の路面店を構える。最大の直営店(本社ショップを除く)となり、高岡の伝統産業の職人とコラボレーションした新ブランドを発信。訪日外国人観光客を主要ターゲットに、首都圏での認知度を高める。

 国内13店舗目、都内で4店舗目の直営店となる。売り場面積は77平方メートルで、スズ製のパネルを貼り合わせた壁を採用するなど高級感ある内装にした。

 プレステージ・インターナショナル(東京)と共に設立した新会社「能作プレステージ」の初の商品を販売。ブランド名は「かんばせ」とし、能作が鋳造した花器と盆のセットを高岡の彫金や着色の職人らが独自の技法で彩った。

 広場や地下鉄駅に隣接する好立地で、24日は報道機関向けの内覧会が開かれた。

 同社は「旗艦店と位置付け、高岡のものづくり技術を結集させた商品を発信していく」としている。

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