新湊曳山を学習 新湊小児童 からくり人形操作体験

からくり人形の動きを披露する泉田さん(中央)と子どもたち

 射水市新湊小学校は24日、総合学習の一環として地元の獅子舞や曳山(ひきやま)を学ぶ授業を行い、3年生48人が地域の伝統に理解を深めた。

 授業は「ズームインまつり」と銘打ち、10月1日の新湊曳山まつりを控えたこの時期に毎年行っている。

 同市庄西町(新湊)出身で県内外の獅子舞などを調査・研究している泉田(せんだ)守さん(75)=高岡市下牧野=が講師を務めた。泉田さんは「県内には1200~1300の獅子舞があり全国でも特に盛んな地域」「勇ましい伏木曳山に比べ、新湊曳山のお囃子(ばやし)は優雅で美しい響き」など各地に伝わる獅子舞や曳山の特徴を熱心に説明した。

 教室には泉田さんが制作した曳山のミニチュアやからくり人形、獅子頭の模型などが展示された。児童たちは実際にロープで曳山を引いたり、からくり人形の操作を体験したりした。

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