西武が21年ぶり連覇! 前代未聞の全順位が一気に決定…24日のパ・リーグは?

21年ぶりのパ連覇を決め胴上げされた西武・辻監督【写真:安藤かなみ】

ソフトバンクは楽天に敗れて2年連続V逸、楽天はCS進出決定

 パ・リーグは24日、西武が2年連続23度目のリーグ優勝を決めた。各地で3試合が行われ、西武、楽天、日本ハムが勝利。2位ソフトバンクが敗れたため、西武の21年ぶりの連覇が決定。また、2位ソフトバンク、3位楽天、4位ロッテ、5位日本ハム、6位オリックスと全順位が一気に決定する前代未聞の事態にもなった。

 西武は敵地ZOZOマリンスタジアムでロッテに12-4で大勝。2回、栗山の適時打で先制すると、秋山の走者一掃の適時三塁打などで大量5得点。3回には山川の43号2ランで追加点を奪うと、6回、7回にも加点。先発のニールは6回3失点で12勝目。助っ人外国人のプロ野球タイ記録11連勝をマークした。9回は8点差にも関わらず、守護神・増田を送り込んで歓喜の瞬間を迎えた。ロッテは先発の二木が炎上。全日程が終了して4位が確定し、逆転でのCS進出はならなかった。

 ソフトバンクは敵地・楽天生命パークで楽天に2-4で敗れ、2年連続のV逸が決まった。4回にデスパイネの36号ソロで先制したが、6回に先発の千賀がウィーラーに逆転2ランを被弾。7回には甲斐野、モイネロの救援陣が崩れ、味方の拙守もあってリードを広げられた。9回に1点を返し、なおも2死満塁のチャンスだったが、最後は牧原が中飛に倒れた。楽天はウィーラーの逆転2ランなどで勝ち3位が決定した。

 日本ハムは敵地・京セラドームで3-1で勝ち、5位を決めた。初回に清宮の押し出し四球で先制すると、3回には清宮が2点適時三塁打。金子が5回5安打無失点と好投して9勝目をマーク。6回からは玉井、公文、石川直、宮西、秋吉のリレーで逃げ切った。オリックスは最下位が決定。先発の張奕が4回3失点と踏ん張れず、打線も元気がなかった。

○は順位決定
○→1 西武 142試合80勝61敗1分 優勝
○→2 ソフトバンク 141試合76勝61敗4分 2.0
○→3 楽天 142試合70勝68敗4分 6.5
○→4 ロッテ 143試合69勝70敗4分 1.5
○→5 日本ハム 141試合64勝72敗5分 3.5
○→6 オリックス 139試合59勝74敗6分 3.5(Full-Count編集部)

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