おおむらじげたまグランプリ 「四種の大村バター」最優秀 地元農産物が原料 「フルカワ」「共生会」企画

最優秀グランプリに輝いた「大村名産 四種の大村バター」

 大村市の新たな特産品の開発を支援する「おおむらじげたまグランプリ」の審査会が23日、同市幸町の市コミュニティセンターであり、最優秀グランプリにフルカワ(寿古町)の「大村名産 四種の大村バター」が選ばれた。
 「じげたま」は地元の人や物を意味する方言「じげもん」と「(金の)卵」を組み合わせた造語。2年に1回開催し、9回目。市内13事業者が菓子や加工品、調味料など計14品を出品。市民約110人と専門審査員10人が、デザインやアイデア、品質などを審査した。
 「大村バター」は、地元特産のマンゴー、ニンジン、ナス、パッションフルーツを原料に使用。菓子卸売りを手掛けるフルカワと同市の社会福祉法人共生会が共同で企画した。11月から同社などで販売する予定で、古川洋平部長は「クラッカーやスイーツにぴったりのバター。今後パッケージなどの詳細を詰め、多くの人に親しまれる商品になれば」と喜びを語った。
 準グランプリには「シュシュ~と飲むジュレ」(おおむら夢ファームシュシュ)、優秀賞には「カカオ」(シュクルボワ)、今年から新設されたお土産賞には「純米酒『純忠』」(大村酒販協力会)が選ばれた。

古川部長(右から4人目)ら「じげたまグランプリ」の受賞者=大村市コミュニティセンター

© 株式会社長崎新聞社