300畳敷の大宴会ゾーンで地元の味を 宿場祭り開催へ

 かつてにぎわった水産業の街の情緒が残る小田原かまぼこ通り(小田原市本町付近)で28日、「小田原宿場祭り」が開かれる。通りに並べた300畳敷の大宴会ゾーンなどでさまざまな地元の味が楽しめる。小田原かまぼこ通り活性化協議会の主催で、今年で4回目。

 かまぼこ通りは、旧小田原魚市場があった現在の市営御幸の浜プール周辺を中心に旧東海道沿いにかまぼこや干物などの水産加工業者が点在するエリアで、もとからあった通称だった。5年ほど前に活性化やPRのために同協議会が場所などを確定させた。

 祭りでは小田原かまぼこ12軒や県内の13酒蔵、小田原おでん、地ビールのブースが出店。メイン会場の大宴会ゾーンなどで味わうことができる。3700円のチケットを購入すると、12軒のかまぼこセットが楽しめ、日本酒が飲み放題になる。

 小田原宿なりわい交流館では昭和30年代ごろの小田原のブリ漁の歴史ムービーの上映や宿場落語会、小田原ちょうちん手作り体験などが行われる。路上パフォーマンスとして外郎(ういろう)売の口上や相洋高校和太鼓部の演奏などが行われる。

 午前10時~午後6時。荒天の場合は10月5日に延期。問い合わせは、同協議会事務局電話080(9541)6914。

© 株式会社神奈川新聞社