世界で最も収入が多いクラブの一つであるマンチェスター・ユナイテッド。
かつては「ファギー・ベイヴズ」と言われる生え抜きのスターたちを輩出しており、若手の育成にも定評があった。
しかし同時にマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれたものの全くブレイクできずにフェードアウトしてしまった選手も。
クイントン・フォーチュン
南アフリカ出身の天才レフティとして高く評価されたフォーチュン。トッテナムのアカデミーを経てスペインでプロデビューし、アトレティコ・マドリーを経て22歳でユナイテッドへと加入した。期待は受けたが度重なる怪我に悩まされ、2006年の退団後はほとんどプレーできない状況に…。
フェデリコ・マケダ
イタリア生まれでありながら、16歳でマンチェスター・ユナイテッドに加入。2009年の春に突如デビューし、いきなり2試合連続で決勝ゴールを決めるなど大きなインパクトを残した。しかしそれからはなかなか飛躍できず、ローン移籍を繰り返すことになった。現在はパナシナイコスに所属。
ロドリゴ・ポセボン
インテルナシオナウから加入したイタリア系のブラジル人MF。カップ戦などで出番を得ていたもののトップに定着できず、2010年にサントスへと移籍していった。ところが彼も度重なる怪我でこれ以降ほとんどまともにプレーしていない。
ドン・ファンジュオ
ファーガソン監督直々のスカウトで中国からやってきた期待のストライカーだった。ローン先のベルギーでは2部得点王にも輝いたが、ユナイテッドでは全く出番がなかった。帰国後は再ブレイクも期待されたが、結局ずっと低空飛行のまま20代で引退している。
ダヴィド・ベリオン
若くして名門カンヌからサンダーランドへ移籍し、プレミアリーグでゴールを決めた。期待を受けてマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれたが、あまり出場機会には恵まれずに終わった。退団後はフランス国内でプレーしたが、期待された得点力は結局最後まで発揮されないまま、2016年に引退している。