10月第1週 特に気温高く 気象庁1か月予報

1か月予報(平均気温)。出典:気象庁ホームページ

気象庁は26日、向こう1か月(9/28~10/27)の天候の見通しを発表した。全国的に暖かい空気に覆われやすく、向こう1か月の気温は高い見込み。特に、北日本では期間のはじめ、東・西日本では期間の前半はかなり高くなりそうだ。向こう1か月の降水量と日照時間は、全国的にほぼ平年並の見込み。

高温に関する早期天候情報。出典:気象庁ホームページ

 週ごとの予報によると、1週目(9/28~10/4)は、日本の南の高気圧が強く、全国的に暖かい空気に覆われやすい見通し。特に、10月2日(水)頃からの5日間ほどは、気温が平年よりかなり高くなるとして、気象庁は、北・東・西日本に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。
 また、東・西日本、沖縄・奄美には、高気圧の縁に沿って湿った空気が流れ込みやすい予想だ。さらに、熱帯低気圧が本州南岸を北上する可能性もあるため、関東以西の太平洋側は降水量が平年より多くなることも考えられる。今後の気象情報に注意が必要だ。

1か月予報(降水量)。出典:気象庁ホームページ

 2週目(10/5~10/11)は、本州付近は上空の強い西風(偏西風)が北に蛇行し、暖かい空気に覆われやすい見込み。このため、全国的に気温の高い状態が続くとみられるが、北日本は一時的に寒気の影響を受ける予想で、他の地域ほど気温は平年を大きく上回ることはなさそうだ。また、沖縄・奄美は高気圧に覆わやすく、平年に比べて晴れの日が多い見込み。3~4週目(10/12~10/25)は東・西日本では暖かい空気に覆われやすく、気温が高くなりそうだ。北日本、および晴れの日が多い予想の沖縄・奄美でも、気温は平年並みか高い見込み。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

© 株式会社ウェザーマップ