江の島を美しく、900人がごみ拾い 知事も参加 藤沢

江の島でクリーンキャンペーン、900人が汗流す

 神奈川県内有数の観光地として知られる江の島周辺の海を美しく保とうと、「クリーンキャンペーン」が21日、藤沢市の片瀬海岸東浜で行われた。市民ら約900人が参加し、砂浜のごみ拾いに汗を流した。小田急電鉄と江ノ島電鉄の主催。

 今年で20年目を迎えたキャンペーンには、小田急電鉄の星野晃司社長や江ノ島電鉄の楢井進社長のほか、「かながわプラごみゼロ宣言」を掲げる県の黒岩祐治知事も参加。家族連れらとともに大きなポリ袋を手に活動した。

 約1時間で、計約370キログラムに上るごみを回収。毎年参加しているという男性は「海岸にプラスチックごみが目立つので、このキャンペーンを続けてもらいたい」と語った。

 小田急電鉄は今年7月、県と「SDGs推進に係る連携と協力に関する協定」を締結しており、同キャンペーンのほか、沿線の環境美化活動に力を入れていくという。

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