新人・アラエスが逆転弾 ツインズ9年ぶりの地区優勝

【ツインズ5-1タイガース】@コメリカ・パーク

地区優勝へのマジックナンバーを「2」としていたツインズは、試合終盤に逆転して5対1でタイガースを破り、2位インディアンスがホワイトソックスに敗れたため、2010年以来9年ぶりの地区優勝が決定した。ツインズ先発の新人右腕、ランディ・ドブナックは初回に味方のエラーをきっかけにしてタイガースに先制を許したものの、6回1安打1失点(自責点0)の快投で今季2勝目(1敗)をマーク。一方、敗れたタイガースは、先発のダニエル・ノリスが3回2安打無失点と役割を果たしたが、2番手のドリュー・バーヘイゲンがリードを守れず、4回1/3を投げて4安打3失点で今季3敗目(4勝)を喫した。

1回裏二死から遊撃ホルヘ・ポランコのエラーで走者を許し、ジャイマー・キャンデラリオのタイムリー二塁打でタイガースに1点を先制されたツインズは、ノリスとバーヘイゲンの前に6回まで無得点に抑えられていたものの、7回表先頭のミゲル・サノーが四球を選んで出塁し、続くルイス・アラエスの4号2ランで逆転に成功。8回表には、一死三塁からネルソン・クルーズのタイムリーとエディ・ロサリオの32号2ランで3点を追加し、勝利を決定付けた。ツインズがポストシーズンに進出するのはワイルドカードを獲得した2017年以来2年ぶりで、地区優勝は実に9年ぶり。ヤンキースと並んで両リーグ最多タイとなる299本塁打を誇る重量打線を武器に、今度は1991年以来28年ぶりとなるワールドシリーズ制覇を目指す。

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