再造林条件に林地残材の運搬費助成へ 県、バイオマス発電活用

 県は10月から、伐採跡地への再造林を確約する山林所有者らに、山に放置されてきた林地残材を木質バイオマス発電施設まで運搬する経費の助成事業を始める。バイオマス資源によって生み出された収益を分配することで、年間100ヘクタール以上の再造林が可能となる。災害を誘発する林地残材の回収にもつながり、各方面から循環型林業を実践したい考えだ。県によると、再造林に結び付けた運搬支援は全国でも例がない。

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