高木会頭続投固まる 富山商議所

■選考委で全会一致

 10月末で2期目の任期が満了する富山商工会議所の高木繁雄会頭(71)=北陸銀行特別参与=の続投が26日、固まった。同日に富山市の富山商議所ビルで開かれた会頭選考委員会(委員長・翠田章男副会頭)が全会一致で候補者を高木氏1人に絞ることを決めた。新役員は11月の臨時議員総会で正式決定する。

 選考委は同日の常議員会で設置され、副会頭経験者ら13人で構成。翠田委員長によると、候補を高木氏に絞ることについて全員の意見が一致。その結果を高木氏に伝えた。

 結果の報告後に取材に応じた高木氏は「過分な評価をありがたく思う。正式に要請を受けた段階で答えたい」と述べた。今後は10月21日に開かれる常議員会の了承と新議員協議会の推挙を経て、本人に正式に要請される。11月1日の臨時議員総会で正式決定し、任期は同日から3年間。

 高木氏は2013年11月に就任。県商議所連合会長も務め、全県的な産業観光を推進している。地元の小規模事業者に対する経営支援やスタートアップ企業の支援強化、会員増強や商議所の機能強化などに努めてきた。

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