「アーセナルで才能を失った5名の選手」

若手の発掘と育成に長けているといわれるアーセン・ヴェンゲル監督が率いたアーセナル。無名の選手が数多くブレイクしてきた。

しかしその一方、若くしてアーセナルに加入したもののブレイクできず、その後も鳴かず飛ばずになってしまった者も…。

ジェレミー・アリアディエール

所属:1999~2007年

フランス国立の育成組織クレールフォンテーヌを卒業し、16歳でアーセナルに加入したストライカー。豊かなスピードとダイナミックな持ち込みを得意とし、アンリの後継者として期待された。

しかしアーセナルでは出番をなかなか得ることができず、多くの怪我に悩まされた。2011年に移籍したロリアンではケヴィン・ガメイロの後釜として少し活躍したが、当初の期待ほどの飛躍はできずにキャリアを終えている。

アルマン・トラオレ

所属:2006~2011年

モナコの下部組織から2005年に15歳でアーセナルに加入。次年度にはプレシーズンでトップチームに帯同するなど、非常に高く期待されたサイドバックであった。

しかしながらなかなか出番を得られず、2010年に貸し出されたユヴェントスでも存在感は見せなかった。退団後はQPR、ノッティンガム、カーディフでプレーした後、トルコのリゼスポルへ加入している。

アモリ・ビショフ

所属:2008~2009年

ヴェルダー・ブレーメンのリザーブでプレーしたのみだった彼がアーセナルに移籍したのは2008年。「怪我は多いものの才能がある」とヴェンゲルが賭けた取り引きだったという。

ただ結局彼はプレミアリーグで1試合しか出場することができず、1年のみでチームを去ることになった。その後はポルトガルに渡ってアカデミカ・コインブラ、アヴェスに所属。2012年にドイツ下部リーグのプロイセン・ミュンスターへ加入している。

ルイ・フォンテ

所属:2006~2009年

スポルティング・リスボンから2006年にアーセナルへやってきたジョゼ・フォンテの弟。ストライカーとして期待されたものの、プレミアリーグでは1試合も出場できないまま放出されることになった。

その後は古巣スポルティングに復帰したがローン生活を送り、後にエスパニョール、ベンフィカ、ベレネンセス、ブラガ、フラム、リールと様々なクラブでプレーしている。

アルトゥーロ・ルポリ

所属:2004~2007年

17歳でパルマからアーセナルへ加入したアタッカー。ユース年代では圧倒的な得点力を記録し、イングランド初年度でもリザーブリーグ得点王に輝いている。

しかしその後出場機会を得るまでには至らず、ダービー・カウンティへのローンを経てイタリアへと帰国。しかしながらなかなかブレイクできず…。32歳になった現在はセリエCのヴィルトゥス・ヴェローナに所属している。

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