サッカーで「真のアイルランド代表ベスト11」を選んでみた

現在日本で行なわれているラグビーW杯。日本代表チームは初戦でロシアを撃破し、白星で大会をスタートさせた。

28日に行われるプール戦第2節は、ランキング1位のアイルランド。実はサッカーとは「違う」アイルランドである。

サッカーではアイルランドと北アイルランドは別のチームであるが、ラグビーにおいては「南北分断前から協会が存在する」ため、合同チームとなっているのだ。

ワールドカップではまだベスト8が最高成績であるが、現在ニュージーランドや南アフリカを抑えてランキング1位となっており、優勝候補の一つだ。

では、サッカーで「アイルランド&北アイルランド合同ベストイレブン」を作ってみたらどうなるだろうか?

GK:パット・ジェニングス(北アイルランド)

1964年に18歳で代表に初招集され、22年間に渡って北アイルランドのゴールマウスを守り続けた伝説のGK。トッテナム・ホットスパーとアーセナルでレジェンドとなり、2003年にはイングランドサッカー殿堂入りを果たしている。

右SB:アーロン・ヒューズ(北アイルランド)

ボビー・ロブソン体制の「イケイケ」ニューカッスルでアラン・シアラーらと共にプレーしたことで知られるヒューズ。北アイルランド代表として106試合に出場し、今年6月に39歳で現役を終えている。弟はホッケー選手のイアン・ヒューズ。

CB:ジョニー・エヴァンズ(北アイルランド)

マンチェスター・ユナイテッドの下部組織で育成されたDF。オールド・トラッフォードではなかなか一貫性ある評価を得られなかったが、2015年に移籍したWBAで飛躍した。昨年レスター・シティに加入した。

CB:ジョン・オシェイ(アイルランド)

守備的なポジションならどこでもこなす応用力を武器に、長くマンチェスター・ユナイテッドを支えたオシェイ。アイルランド代表118試合に出場するなど中心選手として活躍した。昨年現役引退を発表。

左SB:イアン・ハート(アイルランド)

世界最高クラスの左足を持つと評価されたハート。ヤング・リーズの一員として多くの活躍を見せ、数多くの素晴らしいフリーキックやクロスで貢献した。アイルランド代表では63試合に出場し、12得点を記録。

MF:ロイ・キーン(アイルランド)

アイルランドとマンチェスター・ユナイテッドの「闘将」。激しいプレーとリーダーシップでアレックス・ファーガソン政権下のクラブを支えた。代表では2002年W杯の際にマッカーシー監督と対立、大会から追放されたことも。

MF:スティーヴン・デイヴィス(北アイルランド)

北アイルランド代表113試合出場の現役主将。アストン・ヴィラやフラムでプレーした後、グラスゴー・レンジャーズとサウサンプトンで長く活躍を見せている。

MF:デイミアン・ダフ(アイルランド)

アブラモヴィッチ体制になった直後のチェルシーで活躍したことで知られるウインガー。切れ味鋭いドリブルで知られた。アイルランド代表100capを持つ。

MF:ノーマン・ホワイトサイド(北アイルランド)

マンチェスター・ユナイテッドでプレーした北アイルランド代表の天才アタッカー。17歳でトップチームデビューを飾り、1982年のスペインW杯ではいまだに破られていない大会最年少出場記録(17歳41日)を残した。怪我やファーガソン監督との確執があり、26歳という若さで現役を離れている。

MF:ジョージ・ベスト(北アイルランド)

マンチェスター・ユナイテッドのアイドルだったジョージ・ベスト。天才的なドリブルと端正な容姿でサッカー界にとどまらない人気を博した。その一方で荒れた生活のためにキャリアは早くにピークを過ぎてしまった。2005年没。

FW:ロビー・キーン(アイルランド)

でんぐり返しからビビビビという独特のゴールパフォーマンスで知られる点取り屋ロビー・キーン。アイルランド代表146試合で68ゴールを決めた。

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