JR東日本と西日本は27日、仙台-金沢を直通運転する団体専用の臨時新幹線を運行した。北陸の各停車駅でご当地キャラクターが東北方面からの観光客を出迎え、富山駅では県のマスコット「きときと君」らが改札付近で約110人を歓迎した。
北陸新幹線で行き来しやすくなった北陸と東北の交流を促進しようと、3年前から春秋の観光シーズンなどに運行している。
今回は旅行会社10社のツアーに申し込んだ約740人が乗り込んだ。県内は富山駅と新高岡駅、黒部宇奈月温泉駅で計約210人が降車した。
富山駅には午前11時45分ごろに到着。富山市の職員らが、富山の観光地を紹介するパンフレットなどが入った袋を手渡すと、観光客は「楽しんできます」と笑顔を見せていた。
復路は28日に金沢駅を出発する。10月には、金沢を起点に仙台との間を往復する直通臨時新幹線を運行する。