イタリアブランド「Blauer.」の日本唯一の販売代理店、(株)GIA JAPANが民事再生法を申請

 (株)GIA JAPAN(TSR企業コード:352566329、法人番号:5020001084531、文京区本郷5-3-4、設立2010(平成22)年3月、資本金2000万円、尾形朝社長)は9月27日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請し同日、保全および監督命令を受けた。
 申請代理人は鈴木規央弁護士ほか5名(渥美坂井法律事務所・外国法共同事業、千代田区内幸町2-2-2、電話03-5501-1096)。
 監督委員には北澤龍也弁護士(北澤龍也法律事務所、新宿区四谷3-1-5、電話03-5367-3661)が選任された。
 負債総額は債権者31名に対して7億8620万円。
 債権者向け説明会を10月3日午後2時より台東区民会館9階ホール(台東区)で開催予定。

 イタリアのブランド「Blauer.」の日本唯一の販売代理店として、業者への卸売のほか、渋谷区の高島屋タイムズスクエアに一般消費者向けの店舗も展開していた。また、高級ブランド品の輸入卸も手掛けており、大手通販サイトや大手ディスカウントショップとの取引など、積極的な販路拡大を図っていた。しかし、大口取引先との取引の停止以降、大幅な減収となり、金融機関からの借入負担も増加。安価での商品販売による早期現金化といった資金状況の改善に努めたものの、多額の借入負担の解消のめどが立たず、今回の措置となった。
 今後はスポンサーを募集し、スポンサー主導による事業再生を図る予定。

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