オリ山岡が完投で13勝目、最高勝率が確定 ハム田中賢は引退試合で涙の適時打

13勝目を挙げたオリックス・山岡泰輔【画像:パーソル パ・リーグTV】

首位打者を争う吉田正は28号ソロで4の1、田中賢は1499安打で現役生活に幕

■オリックス 5-1 日本ハム(27日・札幌ドーム)

 オリックスは27日、敵地・日本ハム戦に4-0で勝利した。先発の山岡泰輔投手が9回9安打1失点6奪三振で今季2度目の完投。13勝目(4敗)を挙げ、自身初のタイトルとなる最高勝率が確定した。

 山岡は5回まで2安打無失点の快投。打線は2回にマレーロの右犠飛、3回には福田のタイムリーと2点を奪い、援護した。さらに、5回には日ハム斎藤佑を攻め、福田のタイムリーに日ハム大田の送球エラーが絡んで2点を追加。4-0とリードを広げた。

 山岡は6回、田中賢に右前打を浴びるなどヒット3本で1死満塁のピンチを背負ったが、続く大田を三ゴロ併殺打で無失点。7回も先頭・中田に遊撃内野安打を許したが、渡辺を遊撃併殺打に仕留めた。

 8回には、首位打者争いで西武森を追う吉田正が右翼スタンドに運ぶ28号ソロ。ダメ押しの1点を奪った。吉田正は4打数1安打で打率.324に。すでに全日程を終えている森は.329となっている。

 山岡は8回に1失点を失うも、完投で最高勝率の条件となる13勝に到達。勝率.765で1位に立ち、初タイトルを手中に収めた。

 日本ハムは引退試合の田中賢が6回に右前打を放ち、札幌ドームは大歓声に。さらに、8回は涙を流しながら打席に入ると、右翼フェンス直撃の適時打。通算1500安打には届かなかったものの、現役最後の試合で快音を響かせ、通算1499安打で現役生活に幕を下ろした。(Full-Count編集部)

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