唯一相手からのプレスを受けることがなく、自分たちのタイミング、戦術を用いて行うことができるのが「セットプレー」。 リヴァプールはこのセットプレーをとても大事にしています。
昨季見事にチャンピオンズリーグを制したリヴァプール。
現在も好調を維持しており、プレミアリーグ開幕から6連勝と破竹の勢いで勝ち点を積み重ねています。
クロップ監督のリヴァプールを見る限り、こんなに強いチームが出来上がっているのは単にタレント陣を集めているから、とは言えなさそうです。
リヴァプールはセットプレーも強い!
モハメドサラー、サディオ・マネ、フィルミーノの3人が繰り出す爆発的なオフェンスに目が行きがちですが、ファンダイク、マティプ等高身長ディフェンダーも加わりゴールを狙うセットプレーも非常に強力で、リヴァプールの主要な得点源になりつつあります。
現在プレミアリーグ6節を終えた時点でリヴァプールは17得点していますが、その内4点がセットプレーによるものです。
チャンピオンズリーグでの対バルセロナ戦におけるコーナーもとても素晴らしいものでした。
この素早いリスタートに戦術の意図があったのかは分かりませんが、リヴァプールの選手たちは反応し、バルセロナの選手たちは反応出来ていないことからも、セットプレーに対する意識の差があったのは明白です。
フリーキックも少しアレンジが加えられていますね。
蹴る直前に少しだけボールを動かし位置を変えることで、シュートコースを広げています。
特にチェルシー戦ではセットプレーから2ゴール奪っていますが、後半防戦一方の展開であったことからも、セットプレーを利用し早い時間から優位に立てたことがとても大きいと思います。
スローイン専門コーチを雇う徹底ぶり
今は状況に応じて18通りのスローインを使い分けている。これだけのバリエーションを駆使してボールを確保するんだ。せっかくスローインを得たのに五分五分の状況が生まれていては意味がないからね
リヴァプールを指揮するクロップ監督はスローイン専門のコーチを雇っています。
コーナーやフリーキックだけでなく、細かいところで相手よりも主導権を握ることが大切だと語ります。
これだけ徹底した戦術を持って戦っているからこそ、今の強いリヴァプールがあるのだと感じました。