長崎大経済学部の第62回「経済祭」が10月5日に開催される。今年は学生の発案で、模擬店を無料にする代わりに、来場客に価値を決めてもらう「投げ銭システム」を取り入れる。
来場者数が減少傾向にあることから、今年の実行委員長を任された2年生の弓川堅士さん(19)が「何かを変えなければ」と発案した。これまで模擬店は運営を支える収入源の一部だったが、集客の起爆剤になればと思い切って無料化。「イベントの面白さや雰囲気の良さで価値をつけていただく」ことにした。
焼き鳥やタピオカジュースなど全7店のうち3店を選んで使える無料券を、受付で客1人につき1枚配布。投げ銭用の箱も置くが、いくら入れるかは客次第。マーケティングなど学習成果も問われ、弓川さんは「自分たちの頑張りが数字で明確に示される」と意気込む。
今年は小中学生対象のPK大会や、学生がお笑いの芸を競う「E-1グランプリ」を初企画。イベントスケジュールは同学部ホームページに掲載している。
学祭、面白かったら投げ銭を 長崎大経済学部 模擬店無料化で
- Published
- 2019/09/28 00:06 (JST)
- Updated
- 2019/09/29 00:19 (JST)
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