城端SAにスマートIC 東海北陸道 4、5年後完成へ着工準備 

スマートICの新設が許可された城端SA周辺=南砺市立野原東

 国土交通省は27日、東海北陸自動車道の城端サービスエリア(SA、南砺市立野原東)をはじめ全国10カ所にスマートインターチェンジ(IC)を新設することを各高速道路会社に許可した。南砺市は中日本高速道路と協議し、詳細設計など着工に向けた準備に移る。完成は4、5年後の見通し。

 城端SAは五箇山-福光両IC間にある。市はスマートIC誘致のためSAそばにオフィス施設を造ったり、交通量を調べたりしてきた。2017年7月には国交省が新設に向けて調査を始める全国9カ所の一つに選ばれ、準備会を開いて検討を重ねた。ことし8月には地元関係者が計画書に合意した。

 田中幹夫市長は「付近の周遊性アップや周辺施設のにぎわい創出につながる」と喜び、石井隆一知事は東海北陸自動車道の4車線化方針決定も踏まえ「県の発展につながるステップになる」とのコメントを出した。

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