終了後が課題 花火大会の渋滞対策、白浜町

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渋滞対策の成果と課題について話し合う井澗誠町長(右)、オリエンタルコンサルタンツの野崎秀則社長(中央)、南紀白浜エアポートの岡田信一郎社長(左)=和歌山県白浜町役場で

 和歌山県白浜町と民間企業は、今夏に町内であった花火大会に合わせて取り組んだ交通渋滞対策の成果と課題をまとめた。花火開始までの対策には一定の効果があったとした上で、終了後の混雑をどう減少させるかが今後のポイントとした。帰宅する時間の分散を促したり、利便性を高めたりする取り組みが必要だとしている。

対策の効果確認

 26日、花火大会主催者の白浜観光協会や町内の交通規制を担う白浜署に提言した。井澗誠町長は「課題が見えてきたと思う。提言を次年度以降につなげ、来場者に満足してもらえるようなところまで進めたい」と話している。

 対策に取り組んだのは、町と南紀白浜エアポート(白浜町)、全国で交通対策に取り組む「オリエンタルコンサルタンツ」(東京都)。白浜町まで▽町内▽花火終了後―という三つの視点から検討し、さまざまな方法で情報を発信したり、臨時駐車場になった旧南紀白浜空港跡地でのスムーズな誘導に努めたりした。紀勢自動車道南紀白浜インターチェンジと県道フラワーラインの利用も呼び掛けた。

 白浜花火大会があった8月18日と昨年の開催日(8月10日)の交通データを分析したところ、「白浜町まで」と「町内」では、渋滞の長さや渋滞が続いた時間が大幅に減少。昨年発生していた臨時駐車場への入庫を待つ車の列も、今年はできなかった。終了後も、昨年と比べ混雑は改善され、渋滞が解消した時間は1時間早かったとしている。

 一方で、花火会場の白良浜と臨時駐車場の距離は2キロ以上あり、その道中は街灯が少ないとして、利便性や安全性に向上させる余地があると指摘。花火終了の直後に帰ろうとする人が集中する点のほか、帰宅経路の分散と交通規制の影響で県道の才野交差点でも混雑が起きたことも課題に挙げている。

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