被災地大雨、復旧遅れ 延岡竜巻1週間、床上浸水も

 台風17号による竜巻で延岡市が被害を受けて1週間となる28日、県北部を中心に大気が不安定な状態となり、同市では午前2時半までの1時間に78.5ミリを観測するなど非常に激しい雨が降った。川や用水路の水があふれ、土砂が敷地や道路に流入した地区もあり、宮崎日日新聞の調べでは、同市富美山町で住宅数棟が床上浸水する被害が出た。雨は日中も降り続き、復旧作業を大きく遅らせた。また、同日発生した台風18号が10月1、2日に南九州に大雨を降らせる恐れもあり、疲弊した被災地の住民たちは不安感を強めている。

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