氷見獅子ルーツの舞 万尾青年団が実演会

観客の前で勇壮な獅子舞を披露する万尾青年団

 氷見市の獅子舞実演会は28日、同市泉のひみ獅子舞ミュージアムで開かれた。氷見獅子発祥の地とされる十二町地区から万尾(もお)青年団(高崎誠二世話役)が登場し、勇壮な舞を披露した。

 ひみ獅子舞振興会が獅子舞文化の継承と振興を目的に毎年行っている。干場光邦会長が「氷見の獅子舞の源流を存分に楽しんでもらいたい」とあいさつし、幕を開けた。

 青年団にOBや小学生が加わり、総勢30人以上で演じた。38年前の春季例大祭の映像を基に舞い方を原点に近づけており、素朴な舞が特徴となっている。

 「ギオンブリ」「ヒトアシ」から始まり、結婚などの祝い事があった家で舞う「ヨソフリ」で最高潮に。かねや太鼓、笛のにぎやかなおはやしと、威勢のいい掛け声が熱気を高めた。アンコールを含め10演目を披露し観客を喜ばせた。

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