ハミルトン予選2番手「フェラーリにはパーティーモードを超えた“ジェットモード”がある」:メルセデス F1ロシアGP

 2019年F1ロシアGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは2番手だった。予選タイムは1分32秒030、決勝スタートタイヤにはミディアムを選び、ソフトを選択したフェラーリ勢に挑む。

2019年F1第16戦ロシアGP土曜 ルイス・ハミルトン(メルセデス)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 予選=2番手
 いまのところ、とてもポジティブな週末になっているように感じるし、総合的に見て、自分たちの仕事には満足している。これまで同様、夜遅くまで懸命に仕事にあたり、それが実を結んだ。最終的な目標は、100パーセントの状態に限りなく近づくことであり、今日はマシンのポテンシャルをほとんどすべて引き出せたと思う。

 ソチではいつも苦労しているのだが、今日は1周走るごとによくなっていき、大きなミスもなかった。特に最後のアタックラップはとてもよかったと思う。

 フェラーリにはストレートで驚くほどのスピードがあるから、2台の間に割って入れたことは僕らにとって良いシナリオだ。2台を引き離したことをうまく活用し、有利に事を進めたい。

 ターン1までは距離が長いので、ハード側のタイヤでスタートするのに最適な状況とは言い切れないが、何かを試してみる必要がある。(フェラーリと)戦略が分かれたのはいいことだ。

 このポジションを確保するために、チームは本当に良い仕事をしてくれた。明日のバトルを楽しみにしている。

(予選後のトップ3インタビューで語り)フェラーリはストレートでとんでもないスピードを発揮している。ひとつ上のレベルだ。これまで僕らメルセデスにはパーティーモードがあると言われてきたが、彼らにはそれを超えたものがある。そうだね、ジェットモードとでも言っておこうか。今日はフロントロウが獲れるとは思っていなかったから、ものすごくうれしい。

© 株式会社三栄