浮立やハイヤ節披露 長崎郷土芸能大会

熱演する「中尾獅子浮立と唐子踊」の出演者=長崎市浜町

 長崎郷土芸能大会が29日、長崎市であり、浮立(ふりゅう)やハイヤ節などの5団体が市中心部をパレードし、市民会館(魚の町)で披露した。
 長崎郷土芸能保存協議会(中村七生会長)が、市民の郷土愛を高め、文化の向上を図る目的で開き、44回目。今年は加盟51団体のうち、東長崎地区の「矢上平野浮立保存会」「中尾獅子浮立と唐子踊保存会」、式見地区の「相川町月の輪太鼓保存会」、野母崎地区の「長崎半島樺島ハイヤ節保存会」、西浦上地区の「滑石竜踊保存会」の総勢約550人が出演した。
 一行は崇福寺(鍛冶屋町)前から市民会館までパレードし、浜町のアーケードではそれぞれの出し物を短縮版で披露した。沿道の人々は写真を撮ったり、拍手を送ったりして楽しんだ。
 フランス・パリから旅行で訪れていたITエンジニアのエマニュエル・デニスさん(54)とアニエスさんも熱心に見入り「素晴らしかった。衣装もカラフルで洗練されていた」と感心していた。

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