ボルボ 「XC40 SUV」は電気自動車として最も安全な一台!?

ボルボ XC40 SUV 安全性について

ボルボ XC40 SUVの安全構造について発表

ボルボは、2019年10月発表予定のボルボ初の完全電気自動車「XC40 SUV」の安全構造について発表した。

独自の安全構造を開発

ボルボ XC40 SUV 安全性について
ボルボ XC40 SUV 安全性について

XC40 SUVは、ベースとなったXC40の優れた安全基準に基づいて、エンジンを搭載しない状態でも他のボルボと同じように乗員の安全を確保するため、フロント部分の構造を完全に再設計し強化。新たに独自の安全構造を開発した。

バッテリーは、押し出し加工されたアルミニウム製フレームで構成されるセーフティケージで保護され、ボディ構造の中央部に埋め込むことによって、バッテリー周囲のクランプルゾーン(衝撃吸収帯)として形成している。そこには、自動車のフロア下にバッテリーを搭載することで重心が下がり、横転しにくくなるという利点がある。

一方、フロント部分だけでなくリアのボディ構造も強化されている。電動パワートレインが車体構造に統合することによって、衝突の衝撃をできるだけ分散させてキャビンから遠ざけ、車内の乗員への万一の衝撃を軽減する。

バッテリー駆動式のXC40 SUVは、アクティブセーフティシステムに関する新技術も導入。ボルボ車では初めて、ボルボ・カーズとVeoneer社が所有する合弁会社のZenuityが開発したソフトウェアと、新しいアドバンスド・ドライバー・アシスタンス・システム(ADAS)センサープラットフォームを採用している。

この新しいADASプラットフォームは、複数のレーダー、カメラ、超音波センサーで構成される最新の拡張可能なアクティブセーフティシステムで、その拡張性によってさらなる技術開発も容易となり、将来の自動運転技術の導入に関する基礎を築くことにもつながるだろう。

XC40 SUVは、2019年10月16日(現地時間)に初公開を予定している。

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