大型で強い台風18号は30日夜にかけて、与那国島から宮古島にかけての先島諸島に最も接近する見込み。暴風や高波、高潮に厳重な警戒が必要だ。

　台風は3日には朝鮮半島付近に進み、九州北部地方に接近するおそれがある。

　台風が近づく沖縄では風、雨ともに激しくなっていて、波照間空港では30日午後3時過ぎに、最大瞬間風速36メートルを観測した。

　また、台風からの湿った空気が流れ込んでいる西・東日本の太平洋側でも局地的に雨雲が発達している。

暴風・高波

　沖縄の海上では猛烈な風が吹き、海上はうねりを伴って猛烈なしけとなっている。この猛烈な風は30日夜にかけて、猛烈なしけは1日明け方にかけて続く見込み。

　暴風や高波に厳重な警戒が必要だ。

大雨・雷・突風

　沖縄地方では30日夜には雷を伴った猛烈な雨が降り、大雨となる見込み。

　土砂災害や低い土地への浸水などに警戒し、竜巻などの激しい突風に注意が必要だ。

高潮

　沖縄地方では潮位が高くなる見込みで、30日夜には海岸や河口付近の低い場所では高潮による浸水や冠水に厳重な警戒が必要となる。