9月30日、都内の株式会社ヤクルト本社で行われた新製品「ヤクルト1000」の商品説明会及びTV-CM発表会に、CMキャラクターとして起用された佐藤琢磨が出席した。琢磨はインディカーシリーズの最終戦をラグナセカで終えたばかりで一昨日帰国、シーズン終了後は初の公の場となった。
今回のヤクルトの新製品、ヤクルト1000は1本100ミリリットルの中に生きた乳酸菌シロタ株が1000億個含まれており、ストレスの緩和や睡眠の質向上に効果があると言われている。
琢磨はレーシングスーツ姿で、同じくCMキャラクターとなったダンサーの菅原小春さんと登壇。
早速ヤクルト1000を飲んだ感想を聞かれると「今日もこのステージに上がる前ストレスを感じないように控え室で飲んで来ました(笑)。ヤクルトはみんな子供の頃から知っていますし、何か懐かしいような味もする。すでにいただいたヤクルト1000をレースウイークに飲みましたが、ぐっすり眠れました。効果あったと思います」と語った。
さらにトークセッションで「最もストレスを感じる時」について聞かれると「マネージャーからメールが来た時」と答え、笑いを誘うひと場面も。
しかしストレスの解消法と聞かれると「Victory」と書かれたフリップを出し、「ビクトリー、つまり勝利の瞬間こそが究極のストレス解消ですね。レースウイークはレーススタートまでにだんだんストレスのレベルも上がってくるし緊張もします」
「ですが、レースで優勝すればすべて吹き飛んでいきます。レースで勝つのはなかなか簡単なことではないですし、今年は2勝しかできませんでしたけど、来季はもっと勝って大いにストレス発散したいですね」とコメントしていた。
また睡眠については「僕もレース前とかに眠れなくなることもあります。ほとんどの場合はモーターホームで寝ますが、ホテルを使う時はベットや枕が違うと眠れなかったりするので、いつも1枚マットレスを敷いて寝ています。やはりフィジオセラピストにコンディションを整えてもらうと、ぐっすり眠りにつけますね」とレース前の様子も披露した。
ヤクルト1000のCM撮影にあたっては、日本に一時弾丸帰国して撮影したものと北米でのロケもあり、インディカー・シリーズのハードスケジュールの合間を縫って行われていた。
琢磨は「CMの監督さんとお話ししながら、本物のシーンを忠実に再現しながら撮影が進んで、とても雰囲気の良い中で進みました。何シーンも撮ったので、撮影中何本ヤクルト飲んだかわかりません(笑)」と上手に笑いを誘う。
「本当に映画のワンシーンのようで、早く皆さんに見ていただきたいですね」とも語っていた。
このヤクルト1000は関東の一都六県で10月1日から発売となり、CMは15秒バージョンと30秒バージョンが10月14日からオンエアの予定だ。
オフシーズンの琢磨は、例年通り国内を中心にPR活動に引っ張りダコとなる。プリンシパルとなった鈴鹿レーシングスクール(SRS)の仕事はもちろん、まもなく開催されるF1日本GPや、Honda Racing Thanks day、With you Japanのチャレンジカート、チャリティー活動、そして恒例のファンクラブミーティングなど、年内一杯は国内を駆け回る予定だ。