ラグビーW杯トンガ代表が少年指導 果敢にタックル!

タメイフナ選手とタックル練習をする参加者=島原市営平成町多目的広場

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に出場しているトンガ代表選手らによるラグビー教室が9月30日、島原市営平成町多目的広場であり、市内の小中高生らがパスやタックルの練習などを通じて世界レベルの技術を学んだ。
 同市はトンガ代表チームの公認キャンプ地。選手31人を含む総勢51人が同29日から5泊6日で島原に滞在し、熊本市で今月6日にあるフランス戦に向け調整している。同教室は子どもたちと選手の交流の場を設けようと島原市が開いた。
 島原ラグビーフットボールクラブに所属する幼児や小中学生、県立3高校のラグビー部員計約100人が参加。学年別に6班に分かれ、選手約30人やコーチ陣がパスやキックなどの基本を伝授した。
 参加者は身長約190センチ、体重150キロ超のベン・タメイフナ選手(28)らに果敢にタックル。選手らが蹴り上げたボールを受け取る練習などに汗を流した。
 クーパー・ブナ選手(32)は「島原の応援はありがたい。2試合負けてしまったがチームは上がり調子。残り2試合はキャンプで気分を入れ替えて勝ちたい」とコメント。県立島原工業高2年の小田大樹さん(17)は「大事な財産になった。トンガ選手のプレーを手本に練習に生かしたい」と話した。

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