「Play of the Week」はウィルカーソンの本塁打キャッチ

日本時間10月1日、メジャーリーグ機構は今季最終週の「Play of the Week」にスティービー・ウィルカーソン(オリオールズ)が見せた、見事な本塁打キャッチを選出した。「Play of the Week」は今季から新設された表彰で、各週の守備面での最高のプレイを表彰するものである。ヘイズは日本時間9月30日に行われたレッドソックスとのレギュラーシーズン最終戦で、ジャッキー・ブラッドリーJr.が放った勝ち越し弾かと思われた打球を好捕した。

日本時間9月30日にレッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークで行われたレギュラーシーズン最終戦、4対4の同点で迎えた8回裏二死一塁の場面で、レッドソックスはブラッドリーJr.がライトへ本塁打性の大飛球を放った。この一発でレッドソックスが勝ち越しかと思われたが、ライトのウィルカーソンがフェンス際へ駆け寄り、ジャンプ一番、この打球を見事にキャッチ。捕球後、フェンスに身体をぶつけて体勢を崩したものの、ボールを離すことはなく、レッドソックスの勝ち越しを阻止した。

ウィルカーソンが捕球したエリアのすぐ後ろにはオリオールズのブルペンがあり、同僚の投手たちはウィルカーソンの見事なキャッチに大興奮。ウィルカーソンもガッツポーズを見せ、自身の好プレイを喜んだ。自身も好プレイ集の常連であるブラッドリーJr.は「あれは素晴らしいプレイだったよ。見事なキャッチだった」とウィルカーソンの好プレイを称える一方、「僕が本塁打を奪われたのは初めてだよ」と語り、試合を決める一発となる可能性もあった打球をキャッチされたことに悔しそうな表情も見せた。

© MLB Advanced Media, LP.