印章供養祭

 ◎…「印章の日」の1日、印章焼納供養祭は宮崎市の宮崎八幡宮であった=写真。県印章業組合と県印章彫刻技能士会の会員ら13人が、役目を終えた印鑑の”最後”を見守った。
 ◎…約50年続く伝統行事で、印鑑は持ち主が亡くなるなどして組合加盟店や同八幡宮に持ち込まれたもの。昨年の倍近い約4千本が集まり、玉串をささげた後、松の火で焼納した。
 ◎…文書のデジタル化などが進み印鑑の存在感は薄れがち。熊本桂三組合長は「意思表明や責任の証しとしての役目は、今も変わらない。大切に扱ってほしい」と念押ししていた。

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