長崎県佐世保市鹿子前町の九十九島水族館(海きらら)で、「不老不死のクラゲ」と呼ばれる「ベニクラゲ」が展示され、来館者は生命の神秘に触れている。
海きららによると、成体の体長は5~10ミリ。衰弱したり体が傷ついたりすると、肉団子のような塊となり、「ポリプ」と呼ばれるひとつ前の世代に戻る。飼育下で、この“若返り”のサイクルを10数回繰り返した研究結果があるという。
8月中旬から9月末にかけて九十九島で採取した成体を展示。担当の野添裕一さん(35)は「若返りをする仕組みは解明されていない。生きものの不思議さを感じてほしい」と話した。
“不老不死のクラゲ” ベニクラゲ展示 衰弱→若返りを反復
- Published
- 2019/10/02 00:34 (JST)
- Updated
- 2019/10/03 10:40 (JST)
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