給食ひと味違うね

深層水を使ったメニューを味わう子どもたち

■深層水メニューずらり/滑川の小中学校など

  滑川市沖の海洋深層水を活用した特別給食が1日、同市内の小中学校や保育施設で出され、約3千人がミネラル豊富なトマトや塩を使った献立を味わった。

 市がブランド化を進める海洋深層水トマトを入れた「トマトみそ鍋」やトマトゼリー、深層水天日塩で味付けした「サケの塩がらめ」など6品が並んだ。鍋には、深層水を使った「ひかりみそ」を使った。

 同市東加積小学校(同市大崎野)では、全校児童61人が上田昌孝市長らと会食。「少し甘くて食べやすい」「酸っぱくない」などと話しながら味わっていた。市職員や栄養教諭が深層水の特徴を説明した。

■作った豆腐「おいしい」/富山山室中部小3年生

 学校給食用の食材への理解を深める学習会が1日、富山市山室中部小学校で開かれ、3年生55人が豆腐づくりを体験した。

 県豆富商工組合の奥田美貴子事務局長らが講師を務めた。児童は大豆をミキサーにかけ、出来上がった生呉(なまご)をへらで混ぜながら加熱。プレス器を使って豆乳を絞り出し、にがりを加えて豆腐を完成させた。出来たてを味わい、「上手くできた」「おいしい」と歓声を上げた。

 学習会は、子どもたちに地域の食材に関心を持ってもらおうと、市と市学校給食会が市内の小学校や幼稚園などで開いている。

大豆をミキサーにかける児童

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