《2019年》谷川岳で紅葉登山!初心者OKのコースや混雑情報も紹介 関東からも日帰りで紅葉登山が楽しめる日本百名山、谷川岳。岩壁と紅葉のコントラストが美しく、ロープウェイを使って初心者でも気軽に登山・ハイキングを楽しめるとあって、毎年多くの人が訪れる人気の山です。紅葉の見頃時期見どころはもちろん、アクセス情報や気になる混雑情報など、全て紹介します。

谷川岳の紅葉の見ごろは?

谷川岳は群馬県と新潟県の県境に位置する標高1,977mの山で、日本百名山の一座に数えられ、周囲に聳える万太郎山などと合わせて谷川連峰を構成しています。日本三大岩場があることや都心からのアクセスの良さから人気が高く、中腹の天神平までロープウェイが通っているので初心者にもおすすめの山です。秋には紅葉で色付く大パノラマが一望でき、紅葉の名所としても有名です。

谷川岳の紅葉の見ごろは?

紅葉の始まりは9月から10月上旬頃。山頂付近のナナカマドが赤く染まるのを合図に徐々に麓に向かって紅葉が広がり、10月中旬に見頃を迎えます。より詳しい紅葉の状況については、谷川岳ロープウェイのブログでチェックしましょう!

谷川岳ロープウェイ スタッフブログ
今回は、谷川岳紅葉の見どころ3つをご紹介します!

ロープウェイで天神平へ!絶景の紅葉を楽しもう

まず最初に紹介するのは、谷川岳の中腹まで一気に登れるロープウェイ。谷川岳登山で活用することの多いこのロープウェイは、秋になると絶景紅葉スポットに早変わりするんです!

見どころ①ロープウェイから紅葉の絨毯!

麓から標高1,317mの天神平へ一気に駆け上がることができる谷川岳ロープウェイからは、紅葉で鮮やかに染まる谷川岳連峰を一望できます。また、眼下に目を向ければ一面に広がる紅葉の絨毯とも海ともいえる絶景が見渡せ、心躍る景色と共に約15分の空中散歩を楽しむことができます。

紅葉真っ盛りで、まさに紅葉の絨毯の上を駆け登っているかのよう!

色とりどりの木々の姿が見られます。

後方には谷川岳の北東方向に位置する朝日連山の姿も!

山肌を流れる渓流の姿と紅葉がマッチして雅な雰囲気が感じられます。

見どころ②天神平と天神峠

谷川岳の中腹、標高1,317mに位置する天神平からは、眼前に谷川岳の山頂と山肌の木々が紅葉で色付き一面に広がる絶景を楽しむことができます。紅葉の見頃は10月上旬から下旬にかけての約1ヶ月。登山をする場合は、ここから約2時間で谷川岳山頂に立つことができます。

天神平は天神山の山腹にあり、ここから山頂手前の天神峠まで片道約7分のリフトが運行しています。天神峠からは谷川岳へ続く天神尾根や谷川連峰を一望することができ、絶好の撮影ロケーションにもなっています。また、ここから谷川岳山頂へ登山を開始することもできます。

麓と天神平をつなぐ谷川岳ロープウェイは、バリアフリーで安心して利用できる設計となっています。谷川岳ベースプラザ6階にて乗車券購入後、7階のロープウェイ乗り場へ。3分間隔で常時ゴンドラが発車しています。着いた先の天神平にはレストランもありますよ。
所要時間:15分
料金:片道1,230円、往復2,060円

ロープウェイ時刻表&料金表

谷川岳ロープウェイ駅へのアクセス

混雑する紅葉の時期は、アクセスや駐車場の場所など事前の情報収集がとっても大事!谷川岳紅葉登山の起点ともなるロープウェイ駅へのアクセス方法、周辺の駐車場情報を紹介します。

住所:群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽湯吹山国有林
標高:746m

車の場合
水上IC(関越自動車道)―国道291号―谷川岳ロープウェイ駅(約14km)
<駐車場情報>
①谷川岳ロープウェイ駐車場
料金:5/1~11/30:500円、12/1~4/30:1,000円(※12月1日〜4月30日の平日は駐車無料(1月2日3日は除く))
駐車台数:建物内1,000台・地上500台
住所:群馬県利根郡 みなかみ町湯桧曽湯吹山国有林 谷川岳ロープウェイベースプラザ

②白毛門登山口駐車場
料金:無料
駐車台数:30台
住所:群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽(36°50’08.8″N 138°57’59.2″E)

③遭難慰霊塔横にある無料駐車場
料金:無料
駐車台数:約7台
場所:36°50’02.0″N 138°57’52.3″E

④遭難慰霊塔の向かいにある駐車場
※利用者が多い時期に開放
料金:有料
駐車台数:数十台~100台
住所:群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽(36°50’04.1″N 138°57’51.6″E)

電車・バスの場合
①上越新幹線「上毛高原駅」下車→関越交通バス「谷川岳ロープウェイ」行きバス乗車(約50分)
②上越線「水上駅」下車→関越交通バス「谷川岳ロープウェイ」行きバス乗車(約25分)
時刻表・運賃の詳細はこちら

また、毎日あるぺん号が期間限定で新宿から出ています。
詳細はこちら

混雑具合は?事前の準備が大事!

シーズン期間中はチケット売り場、乗り場、登山道などあらゆる場所が混雑するので、上毛高原駅または水上駅からの往復バス運賃とロープウェイの往復乗車券がセットになった「得々乗車券」も販売されています。この得々乗車券を使えば、並ばずにロープウェイに乗ることができるのでオススメです。

料金:上毛高原駅発着 3,950円/水上駅発着 3,140円

水上得々乗車券

登山・ハイキングをするのもおすすめ

もちろん、天神平からの登山もゆっくり紅葉を楽しめるのでおすすめですよ。登山コースの詳細はこちらの記事をチェックしてみて!

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堂々とそびえる岸壁と紅葉のコントラストを楽しもう

谷川岳ロープウェイ駅から約1時間程度北へ延びる舗装道を歩いていくと、一ノ倉沢という絶景スポットに辿り着きます。この辺りは10月上旬頃から色付き始め、10月中旬から下旬にかけて見頃を迎えます。また、山頂付近に降雪があると、雪の白と紅葉の赤や黄が見事に合わさり、見惚れてしまうような美しい姿を目にすることができます。

見どころ③日本三大岸壁と紅葉の絶景

一ノ倉沢は日本三大岩場の一つでもあり、岩壁からの登頂ルートはこれまでに800人近い死者を出しており、魔の山とも呼ばれています。しかしながら、眼前に広がる急峻な岩壁と周囲を彩る紅葉の組み合わせはまさに絶景!谷川岳に来たなら是非とも足を運びたいスポットです。

一ノ倉沢以外にもこの遊歩道コース上には絶景が見られるポイントがあり、その一つがマチガ沢。一ノ倉沢の手前にあり、谷川岳ロープウェイ駅から30分程でスポットに辿り着きます。紅葉の鮮やかさと山の迫力が合わさった景色が見られます。

マチガ沢にはマムシ岩と呼ばれるクライミングの練習に適した岩が鎮座しています。

一ノ倉沢からさらに遊歩道を進んだところには幽ノ沢というスポットもあります。ここも谷川岳全容を眺められ、急峻で迫力ある岩壁と紅葉の彩りが合わさった絶景が見られます。

急峻な岩壁と紅葉のアンサンブルに感動する秋の谷川岳へ行ってみよう!

谷川岳の紅葉スポットを3つ紹介しました。どのスポットも絶景で、それほど互いに離れた位置にあるわけでもないので、一日で全部巡ることも可能です。谷川岳へ行ったなら、是非とも全てのスポットに足を運び、その絶景の素晴らしさを存分に味わって下さい!

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